2018-07-08

手作り石けんの良さ

こんにちは、ハルカです

今日は改めて、手作り石けんの良さをお伝えしたいと思って、まとめてみました。



1番は、成分が明確なこと
harukalaboで使用するオイルは植物性のみ。開封後はなるべく早く使用することにしています。もちろん、余分な(防腐剤などの)成分は無添加です。
石けんは界面活性剤ですが、肌のバリアを壊すほどの力はありません。アルカリ性ですが、肌の酸で中和されるので、洗い流すぶんには安全性が高い、歴史ある洗浄成分です。
で、実は、石けんに使うオイルは少し肌に残ります。なので何で作られているかが重要です。酸化しやすいオイルはいいオイルといえず、使いません。
また、なるべく食用グレードまたは化粧グレードのオイルを使います。
主に使用しているオイルについて解説します。

◯オリーブオイル
酸化しにくいオレイン酸主体、しっとりとした使い心地だけれど、泡立ちにくくて溶けやすい。
◯ココナッツオイル
酸化しにくい飽和脂肪酸、豊かな泡立ちで摩擦ダメージを軽減してくれます。
◯パームオイル
酸化しにくい飽和脂肪酸、石けんの硬さを出し、溶け崩れをしにくくしてくれます。
(レッドパームオイルは、パームオイルを精製する前段階のオイル。オレンジ色なのは、天然のβカロテンの色です)
◯キャスターオイル
酸化しにくいオイル、粘性があり大きな保湿力と豊かな泡立ちを支えてくれます。
◯その他
豆乳に使用しているスイートアーモンドオイルや、シアハーブに使用しているシアバターはそれぞれ酸化しにくく、一般にも保湿や美容成分として有名なものです。

次に、製法
コールドプロセスという、低温で作る方法です。低温で作ることでオイルの酸化をなるべくさせません。
釜炊き法という、高温で作り、早く使い始めることができる製法もありますが、油は高温になると酸化しやすくなってしまいますのでharukalaboでは採用していません。

グリセリンが含まれていること
オイルとアルカリが反応すると、石けんとグリセリンができます。
グリセリンは、化粧水などの主な保湿成分。ひびわれの薬としても使われるやさしい保湿剤です。また、油脂性の汚れも水溶性の汚れも落とす、洗浄剤でもあります。

天然成分でカスタマイズ
これは作る楽しみでもあり手作りの醍醐味といえそうです。
安全な作られ方のエッセンシャルオイルで香り付けしたり、ドライハーブをオイルに漬けて成分を抽出して色や効能を期待したりします。
天然のクレイや炭などで洗浄力や浄化力を高めること。色付けしてデザインを楽しむこともできます。
ハチミツや黒蜜などの糖分は保湿成分です。


主成分のオイルで、石けんの良さが決まります。配合や作り方には知識、センスやテクニックが入りますが、やっぱり手作り石けんの良さはシンプルな素材、だと思います。

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